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山梨県での実証実験プロジェクトご報告

 この夏から始まった『TRY!YAMANASHI実証実験サポート事業』でのcurara実証実験プロジェクトが無事完了いたしました。

 山梨県内4か所の高齢者施設(甲府南ライフケアセンター様、フルリールむかわ様、コスモ・アンシア様、ケアハウス・パンセ様)の利用者の方々に実際にcuraraを装着していただき、「歩行」「階段の上り下り」「椅子に座ってから立ち上がる」といった動作の速さや使用感を検証しました。

 現在はリハビリ訓練用として使われているcuraraですが、それに加えて将来的には足の不自由な方の生活動作支援ロボットとしても活躍できるようになることを目標としています。今回のプロジェクトはその第一歩となります。

 リハビリ以外の実際の生活空間で使用できるようになるには、どのような課題をクリアするべきなのか、実証実験をすることで少しずつ見えてきたように思います。生活の中でのヒトの動きは想像していた以上に個人差があり、その多様さにもっとロボットが対応できるようになれば良いと感じましたし、かなり軽量化した現在のcuraraでもご高齢の方が日常で使うにはまだまだ重い、というお言葉も多くいただきました。

 「ロボットの実験」に警戒心を持たれる方も少ないなか、好奇心いっぱいで新しい取り組みを面白がってくださる被験者の皆様には感謝の言葉しかありません。そして、それをサポートしてくださった各施設のスタッフの方々、 『TRY!YAMANASHI実証実験サポート事業』 関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

TRY!YAMANASHI実証実験サポート事業 についてはこちらから。