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《第1回 ロボットリハビリテーション草創期》
AssistMoionのメルマガにて連載中の田中恩先生の「ロボットリハビリテーション連載コラム」を掲載しております。
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今回からロボットリハビリテーションに関する連載を担当しますNPO法人日本ロボットリハビリテーション・ケア研究会の田中恩です。本メルマガをご購読の方々には、curara®ユーザーミーティングやcurara®セミナーにおいて画面上ではお会いした方もいらっしゃるかと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
さて、今回はリハビリテーションに歩行用ロボットが導入された草創期について振り返りたいと思います。今から約15年前の2008年10月にCYBERDYNE社のロボットスーツHAL®福祉用がリリースされたことから始まりました。その後、国内外のメーカーから歩行用の装着型ロボットがリリースされました。curara®もその中の1つです。
2008年~2009年頃ロボットリハビリテーションという言葉はあまり使われていませんでした。第1回のロボットリハビリテーション研究会を開催するにあたり、当時ロボットを用いたリハビリテーションについて研究されていた産業医科大学の蜂須賀先生に会の名称について相談し、「ロボットリハビリテーション」という名称になったことが始まりではないかと思っています。その後2012年に任意団体「ロボットリハビリテーション研究会」(2020年よりNPO法人日本ロボットリハビリテーション・ケア研究会 https://robot-reha-care.com/ となり現在に至る)を発足し「ロボリハ」という略語の方が馴染みやすくなっています。
なぜこのような研究会を発足し、研究大会を開催してきたかというと、ロボットはリリースされたとはいえその使い方については全く未知の世界でした。どうすればより有効に使用できるか分からなかったので情報交換、情報共有する場が必要だと思ったからです。この研究大会はコロナ等で開催できない年をはさみ今年で12回目となり、これまで北海道から九州まで全国各地で開催してきました。私とcurara®(橋本先生)との出会いは、第6回の研究大会(兵庫)の時から約8年になりますが、この話は別の機会にしたいと思います。
今後、ロボットリハビリテーションの有効性についてお話しを進めていく予定です。次回は、ロボットリハビリテーションとは何か?についてお話したいと思います。
AssistMotion株式会社 ロボットリハビリテーションアドバイザー
田中 恩(NPO法人日本ロボットリハビリテーション・ケア研究会)
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